前田敦子「怖くて観られない!」成宮寛貴とベスト・ホラームービーを語り合う!
映画『リング』『仄暗い水の底から』などで知られるホラー界の巨匠、中田秀夫監督が手掛けた最新作『クロユリ団地』で、ダブル主演を務めた前田敦子と成宮寛貴がホラー映画について語り合った。大の映画好きとして知られる前田だが、「中田監督の作品は『リング』とか観たんですけど、『女優霊』だけは怖くて……」と、中田監督のデビュー作だけは観ることができなかったと話した。
本作で初めて本格的ホラー映画に挑戦した前田。だが、実は怖いものが苦手だそうで『女優霊』を観たことがあるという成宮が「『クロユリ団地』は『女優霊』を撮ったスタジオで撮影したんだよ。だからふっと上を見ると、天井に顔が(笑)。そこだけ残っているから、いつもあのスタジオに行くたびに『女優霊』を思い出しちゃう」と暴露すると「え、そうなんですか!」と驚き、「それでみんな『上が、上が!』って言っていたんですね。見なくてよかったです(笑)」と胸をなでおろした。
そんな前田だが、本作に企画として携わる秋元康が原作を手掛けたホラー映画『着信アリ』について話が及ぶと「いやー、怖いよね。スタジオでボキボキボキッと骨が折れちゃうシーンとか!」と顔をしかめた成宮とは対照的に「前に観たことがあるので、もう一度見直そうとは思わなかったですね。怖いという記憶しかないです」と意外にあっさり。その一方で、今までで観た中で一番怖かった映画として『エクソシスト』を挙げると、「もう来るってわかるから早送りしちゃいます! 最後の悪魔になる瞬間なんて、恐ろしくて観られないです!」とその怖さを力説してみせた。
すると今度は、成宮が「俺、一人で観られるよ」と返答。「すごーい!」と感嘆する前田に対し「日本のホラーはすぐ隣で起きそうな感じがするし、映像が脳裏に残るからトラウマになるけど、海外のホラーは非現実的だから結構好き」と明かすと「『テキサス・チェーンソー ビギニング』とか好きですね。変な映画なんですよ」と楽しそうに語り、「え、チェーンソーで殺しちゃうんですか? それ、気になります! 変な映画とかすごく気になるんです」と前田をくぎ付けにしていた。(取材・文:小島弥央)
映画『クロユリ団地』は5月18日より全国公開