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福山雅治主演作『そして父になる』、カンヌ映画祭審査員賞を受賞!日本人では26年ぶり!

第66回カンヌ国際映画祭

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受賞を喜ぶ是枝裕和監督-第66回カンヌ国際映画祭
受賞を喜ぶ是枝裕和監督-第66回カンヌ国際映画祭 - Pascal Le Segretain / Getty Images

 第66回カンヌ国際映画祭の授賞式が現地時間26日に行われ、福山雅治が主演した是枝裕和監督作『そして父になる』が審査員賞に輝いた。同賞を日本人が受賞するのは、1987年の三國連太郎監督『親鸞 白い道』以来26年ぶり。

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 授賞式の壇上に立った是枝監督は、「ここにまたくるチャンスを与えてくださった映画祭と審査員に感謝いたします」とコメント。「一足先に帰った福山さんはじめキャスト、ここに来られなかったスタッフの皆さんとこの賞を喜びたいと思います」と述べ、「今回の父と子の物語を作るきっかけとなった、僕を子どもとして生んでくれた父と母に、そして僕を父親にしてくれた妻と娘に感謝します。ありがとう」と締めくくると、大きな拍手に包まれた。

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 是枝監督は2001年に『DISTANCE/ディスタンス』が、同映画祭コンペティション部門に正式出品。2度目の出品となった2004年の『誰も知らない』では、柳楽優弥に史上最年少の男優賞獲得をもたらした。2009年には『空気人形』が、ある視点部門で上映。今回は9年ぶりのコンペ部門参加で、またも快挙を成し遂げた。

 また最高賞のパルムドールは、フランス映画の『ブルー・イズ・ザ・ウォームスト・カラー(英題) / Blue is the Warmest Colour』が獲得。またオフィス北野製作の日中合作映画『ア・タッチ・オブ・シン(英題) / A TOUCH OF SIN』は脚本賞に輝き、脚本を兼任したジャ・ジャンクー監督が受賞した。『そして父になる』と同じくコンペ部門に出品されていた三池崇史監督作『藁の楯 わらのたて』、短編コンペティション部門に出品されていた佐々木想監督作『隕石とインポテンツ』は惜しくも受賞を逃した。

 本作は、ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」や映画『奇跡』などを手掛けた是枝裕和監督の最新作。6歳になる息子が、出生時に取り違えられた他人の子だったと知った主人公の葛藤(かっとう)を描き、福山雅治が初の父親役を務めた。(編集部・森田真帆 / 入倉功一)

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第66回カンヌ国際映画祭の受賞結果は以下の通り。

【パルムドール(最高賞)】
『ブルー・イズ・ザ・ウォームスト・カラー(原題) / Blue is the Warmest Colour』(フランス)アブデラティフ・ケシシュ監督

【グランプリ】
『インサイド・ルウェイン・デイヴィス(原題) / Inside Llewyn Davis』(アメリカ)ジョエル・コーエン監督・イーサン・コーエン監督

【監督賞】
『エリ(原題) / Heli』(メキシコ)アマト・エスカランテ監督

【男優賞】
『ネブラスカ(原題) / Nebraska』(アメリカ)ブルース・ダーン

【女優賞】
『ザ・パスト(英題) / The Past』(フランス)ベレニス・ベジョ

【脚本賞】
『ア・タッチ・オブ・シン(英題) / A TOUCH OF SIN』(中国、日本)ジャ・ジャンクー

【審査員賞】
『そして父になる』(日本)是枝裕和監督

【カメラドール(新人監督賞)】
監督週間
『イロイロ(原題) / ILO ILO』(シンガポール)アンソニー・チェン監督

【短編コンペティション】
『セイフ(原題) / SAFE』(韓国)ムン・ビョンゴン監督

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