偽PSY、騒動は「宣伝のため」と釈明…本物との面会を熱望
カンヌ国際映画祭に登場して話題になった韓国人歌手PSYのそっくりさんが、一連の騒動について釈明した。このそっくりさんは、韓国系フランス人のドニ・カレさん。もともとはアイルランドでビジネスコンサルタントとして活動していたが、その後、PSYのモノマネパフォーマーに転身したという経歴の持ち主だ。
PSYにふんしたドニ・カレさんは、第66回カンヌ国際映画祭開催中のフランス・カンヌのパーティー会場に登場。世界中で大ヒットを記録したPSYの「江南スタイル」のダンスなどを披露したほか多くのセレブと記念撮影をしたりしたが、後にPSYの偽者であることが発覚した。
GQ誌のインタビューに応じたドニ・カレさんは、この一連の騒動について、「正直なところ、ここまで話題になるとは思いませんでした」と前置きした上で「PSYのそっくりさんであるわたしのことを知ってもらうのが主な目的でした」とパフォーマーとしての宣伝戦略だったことを告白。すでに多くのナイトクラブから出演オファーが寄せられているといい、「そういう意味では、大成功でしたね」とコメントした。
その一方で、ドニ・カレさんは「声を大にして言いたいのは、わたしは誰かをおとしめたり、うろたえさせるためにカンヌに現れたわけではないということです。これはあくまで宣伝上の戦略ですし、わたしはただ人々を楽しませるためにやったのです」と主張。今後の目標について問われると、「本物のPSYさんに会うことですね。彼はわたしの人生を変えてくれましたから、ぜひとも会いたいと思います」と明かしている。(編集部・福田麗)