フィリップ・シーモア・ホフマン、薬物依存症を告白…治療プログラムを受ける
映画『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンが、薬物依存症の治療を受けていたことを明かした。TMZ.comが報じた。
同メディアによると、ホフマンの依存症は処方箋薬の服用から始まり、最近ではヘロインを常用するまでエスカレートしていたとのこと。その後、自分が初期の依存状態にあることに気が付き、ホフマンは即座にアメリカ東海岸のリハビリ施設に入所。現地時間24日、10日間の薬物中毒の治療プログラムを終えた。症状が軽かったこともあり、現在はすでに新作映画の撮影現場に戻っているという。
現在45歳のホフマンは、22歳のときに薬物ならびにアルコール依存症のためのリハビリ施設に入所したことがあり、それ以降、薬物やアルコールとはきっぱり手を切ったと公言していた。だが、このたびの取材では、1年ほど前から再び悪習に手を染めていたことを告白している。
ホフマンは1990年代前半に映画デビューを果たすと、『ブギーナイツ』『ビッグ・リボウスキ』などの話題作に出演。2005年の映画『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞して以降は3度にわたって同助演男優賞にノミネートされ、名脇役としての地位を確立。昨年のベネチア国際映画祭では、『ザ・マスター』で共演したホアキン・フェニックスと共に男優賞を受賞した。(編集部・福田麗)