柴咲コウが「お岩」役で眉なし姿!三池監督『真四谷怪談』で海老蔵と初共演
女優の柴咲コウが、歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」を大胆にアレンジした映画『真四谷怪談』のヒロインに決定し、市川海老蔵と初共演を果たすことがわかった。「東海道四谷怪談」は、女房・お岩を立身のために殺害した浪人・民谷伊右衛門が、怨霊となったお岩にたたられ破滅する怪談話だ。
三池崇史監督の新作『真四谷怪談』は、「東海道四谷怪談」で民谷伊右衛門とお岩を演じることになった俳優・長谷川浩介(海老蔵)と女優・後藤美雪(柴咲)の愛憎と怨念を描いたホラー。自身初となる劇中劇にも挑み、眉なしのお岩姿も披露する柴咲は「女性の方だったら強く共感してしまうような内容だと思います。たぶん、すごく引き込まれていってしまうと思います」と作品をアピールする。
海老蔵は初共演の柴咲について「撮影現場で感じたのは、想像を絶するような感受性と、テレビや映画の画面からは見えないかわいさがある……これ、ずるいですよね」と語り、「そもそも『四谷怪談』はお岩様の話ですから、早く皆様に知ってもらいたかった……とてもとても素敵な女優さん、スーパーヒロインです!」とほれぼれ。柴咲とは2004年の『着信アリ』以来のタッグとなった三池監督も「全ては、あの眼差しに表れている。あれは野生動物の目ですよ。怖いほどに美しい」とその存在感をたたえている。
2014年開催の第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品を狙う本作で、海老蔵&三池監督が絶賛する柴咲がどのようにお岩の怨念を表現するのか要注目だ。(編集部・市川遥)
映画『真四谷怪談』は2014年全国公開