『モンスターズ・ユニバーシティ』トップに君臨!ピクサー14作品連続首位デビュー! -6月24日版
全米ボックスオフィス考
スーパーマンから首位を奪い、ブラピの新作映画も退けてアニメ映画『モンスターズ・ユニバーシティ』が、8,243万ドル(約82億4,300万円)をたたき出し第1位を獲得した。このデビュー興収は、映画『トイ・ストーリー3』に次いでピクサーのアニメ作品歴代2位の記録。『モンスターズ・インク』の前日譚(たん)にあたる本作が、首位デビューを飾ったことで、14作品全てが首位デビューを達成したことになる。(1ドル100円計算)
スーパーマンもブラピも退けた今週トップの映画『モンスターズ・ユニバーシティ』場面写真
今週第2位は、SF映画『ワールド・ウォーZ』で6,641万ドル(約66億4,100万円)。もし強豪の『モンスターズ・ユニバーシティ』と封切りがかち合わなければ、十分にトップの座を狙えた。また、スーパーマンですら今週の新作パワーにはかなわず、映画『マン・オブ・スティール』は先週のトップから第3位に滑落。64.6パーセント興収減の4,129万ドル(約41億2,900万円)となった。この落下度は気になるものの、トータルの興収はすでに前作の映画『スーパーマン リターンズ』の興収を追い抜いており、このままいけば、最終的に3億ドル(約300億円)を超えるのも夢ではないと予想されている。
第4位は、口コミが功を奏しているコメディー映画『ディス・イズ・ジ・エンド(原題) / This is the End』で1,329万ドル(約13億2,900万円)、そしてトップ5の最後は、驚きのヒットを記録中のサスペンス映画『グランド・イリュージョン』で788万ドル(約7億8,800万円)。降下率は28.5パーセントと、公開からおよそ1か月たっているにもかかわらず、なかなかのスタミナを見せつけている。トータルの興収も、9,446万ドル(約94億4,600万円)と、あと少しで1億ドル(約100億円)のところまで伸ばした。
今週末も首位狙いの作品が待機中。サンドラ・ブロックとメリッサ・マッカーシー共演のコメディー映画『ザ・ヒート(原題) / The Heat』と、チャニング・テイタムとジェイミー・フォックス共演のアクション映画『ホワイトハウス・ダウン』だ。果たして次回は、モンスターたちが首位を守れるのか? (ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)