串田アキラ、後楽園ホールのリング上で「ギャバン」熱唱に、三沢ファンも涙!
大人気コミック「銀魂」と「トリコ」の映画化作『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』と『劇場版トリコ 美食神の超食宝(スペシャルメニュー)』の公開を記念し、掲載誌の「週刊少年ジャンプ」とプロレス団体/プロレスリング・ノアが異色コラボを実現させ、歌手・串田アキラが、後楽園ホールの試合リング上でアニメ主題歌を熱唱した。この日は「トリコ」の着ぐるみ、「銀魂」の人気キャラ、エリザベスの着ぐるみ、声優の市道真央も登場した。
アニメ・特撮ソングの代表的歌手・串田は、この日「豪食マイウェイ!!」(「劇場版トリコ」)「キン肉マンGo Fight!」「宇宙刑事ギャバン」の主題歌3曲を披露。串田は試合前の記者会見で「リングに立って歌うのは、何度経験しても緊張する。プロレスは力道山のころからずっと大好きだったから」とコメント。「『キン肉マン』は45周年を迎える『週刊少年ジャンプ』を祝って、『宇宙刑事ギャバン』はノアの創設者、三沢さんのために歌う」と語った。
2000年に「ノア」を立ち上げた名レスラー・三沢光晴さんは、リング上で受けたバックドロップが遠因となり2009年に帰らぬ人となった。串田は「三沢さんが『ギャバン』が大好きでいつも歌っていたという話を最近聞いて、とてもびっくりした。もっと早く知っていたら一緒に歌いたかったのに。今日ここで歌うのは不思議な縁でジーンと来ます」と述べる。試合開始後、実際にリングに上がった串田は思いを届けるようにパワフルに熱唱し、会場のファンとともに三沢を偲んだ。
串田のミニ・ライブに続いて、ジュニアタイトル王者・石森太二組とスペル・クレイジー組の実力者同士の試合に、「トリコ」着ぐるみと「銀魂」のエリザベスの着ぐるみがセコンドについた6人タッグ・マッチが行なわれた。「ジャンプ」の読者コーナー「ジャン魂G!」のマスコット、市道真央が試合前に選手たちをカツカレーで激励。その甲斐あってか、試合は大白熱。だが登場したエリザベスの巨体とあまりの動きの鈍さに、会場は明るい失笑に包まれていた。(取材/岸田智)
『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』は7月6日より全国公開
『劇場版トリコ 美食神の超食宝(スペシャルメニュー)』は7月27日より全国公開