綾野剛の主演作、モントリオール世界映画祭に出品決定!
綾野剛主演の映画『シャニダールの花』の先行上映会が4日、テアトル新宿で行われ、8月にカナダで開催される第37回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に出品されることが発表された。この日は綾野のほかに黒木華、伊藤歩、山下リオ、石井岳龍監督が登壇した。
この日の会場内は女性客を中心に、立ち見の出る大盛況。綾野がステージに登場すると、会場からは大きな歓声が飛び交った。その後、司会者から「発表があるんですよね」と促された綾野は、「はい……」と返事するや、ひと呼吸。観客はそんな彼の姿を食い入るように見つめていたが、その様子に気づいた綾野は「大丈夫です。結婚じゃないんで」と付け加え、会場は大笑い。しかし、中には「(結婚の報告は)やめて~!」と悲痛な叫びを投げ掛けるファンの姿もあった。続けて綾野の口から、本作がモントリオール世界映画祭に出品されることが発表されると、ファンは大きな拍手で祝福した。
本イベントではほかに、女優陣が綾野をどう見ているのかが明かされ、まず黒木が「初めてお会いしたときに、すごく距離感が近い方だなと。すぐに自分のテリトリーに入ってくるんですけど、それが嫌な感じがしない。自然に人との距離をつかめる人だなというのが第一印象。すてきな俳優さんだと思います」と称賛した。
一方の山下はしばし沈黙した後に、「最初は髪の隙間から目が光っているようなイメージでしたが、突然ワッと笑う時があったりして。そんなギャップもすてきだなと思います」とコメント。続く伊藤がまたも沈黙すると、「何これ、公開処刑?」と照れくさそうにぼやいてみせる綾野の姿に会場は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)
映画『シャニダールの花』は7月20日よりテアトル新宿ほか全国公開