栗原類、映画『黒執事』に出演!年齢不詳・浮き世離れした謎の葬儀屋に
モデルの栗原類が、枢やなの同名コミックを原作にした映画『黒執事』に出演することが明らかになった。演じるのは、原作をベースにしたオリジナルキャラクターである謎の葬儀屋ジェイ。奇抜なファッションに身を包み、事件の発端となった他国の大使館員の遺体を運ぶという役柄であり、年齢不詳の浮き世離れした点が栗原にぴたりとハマッたキャスティングとなっている。
先日には所属事務所を移籍し、「お芝居をメインにやって行くと決意しました」と俳優業への意気込みを明かした栗原。本作のオファーを受けたときの気分はうれしさと不安が入り交じっていたといい、「水嶋ヒロさんの3年ぶりの俳優復帰作に出演できてうれしいですが、僕は芝居経験がほとんどないので、お力になれるかどうか不安でした」と振り返る。
「役づくりはいろいろと考えてきましたが、現場に入ると、子どもの夢みたいな、まるでティム・バートンの映画のような世界観だったので、感じたことを自由に演じさせていただきました」という栗原については、大谷健太郎監督も「とにかくあやしく謎めいたジェイのキャラクターが、栗原さんに思い切りハマりました」と大絶賛。演技プランを栗原の方から提案することもあったそうで「ジェイの大好物であるクッキーの食べ方や、お金に執着する演技など、彼のアイデアが満載で、本当に面白いシーンができました」と太鼓判を押している。
そして、ジェイのキャラクターを決定付けているのはその奇抜な衣装。共同監督を務めるさとうけいいちが「今回のコスチュームは、さとうもノリノリでデザインさせていただきました」というだけあって、エナメルのロングコートにレオパードのジレ、機械的装飾のハットというコーディネートは個性的の一言。栗原自身もかなりお気に入りの様子であり、「今回の衣装、好きです。特に帽子がトップハットなのに、いろいろ付いていて、珍しくてすてきです。衣装、全てまるごと頂きたいですが、お値段がいくらになるかわからないので……」と本音を漏らしていた。
映画『黒執事』は、枢やなのコミックを原作に、水嶋ヒロが3年ぶりに主演するミステリー。原作から約130年後、西洋と東洋の文化が入り乱れたアジアの都市を舞台にした完全なオリジナルストーリーとなっている。(編集部・福田麗)
映画『黒執事』は2014年新春、全国公開予定