山田孝之×ピエール瀧×リリー・フランキー『凶悪』がモントリオール世界映画祭に正式出品!
山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキーが共演する映画『凶悪』が、第37回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定した。
モントリオール世界映画祭はカナダ最古の国際映画祭の一つ。2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年には滝田洋二郎監督の『おくりびと』がグランプリを受賞したことでも話題を呼んだ。本作が出品されるフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門は、世界の注目すべき映画に焦点を絞った部門となっている。
この決定にメガホンを取った白石和彌監督は「モントリオール世界映画祭に招待されたことをとてもうれしく思います」と喜びのコメント。「日本で実在した事件を基にしたこの映画が、海外でどうリアリティーを持って観てくれるのか、とても興味があります。スクリーンの中で役者の皆さんがより一層躍動してくれることを期待しています」と映画祭に思いをはせている。モントリオール世界映画祭は8月22日から9月2日まで開催。本作が世界の注目を浴びることに期待したい。
『凶悪』は、ノンフィクションベストセラー小説「凶悪-ある死刑囚の告発-」(新潮文庫刊)の映画化作品。死刑囚(ピエール)が、死刑判決を受けた事件のほかに3件の殺人に関わっており、その全ての首謀者は“先生”(リリー)と呼ばれる男だと告白したことから、ジャーナリストの藤井(山田)が事件の真相に迫るさまを追う。(編集部・市川遥)
映画『凶悪』は9月21日より新宿ピカデリーほか全国公開