「ハリポタ」作者のJ・K・ローリング、ペンネームで探偵小説を出版していた
大人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの作家J・K・ローリングが、ロバート・ガルブレイスのペンネームで探偵小説を出版していたことが明らかになった。The Sunday Times紙が伝えている。
本物の衣装や小道具も!「ハリー・ポッター展」フォトギャラリー
4月に出版された小説の題名は「ザ・クックーズ・コーリング(原題) / The Cuckoo’s Calling」で、私立探偵となった退役軍人を主人公にしたもの。同小説は、ハードカバーでは1,500冊ほどしか売れていなかったが、「才気あふれるデビュー作」とレビュアーに評価されていた。
ローリングは、「ロバート・ガルブレイス名義での執筆作業はとても解放的だったので、もう少しの間隠しておきたかったです。大規模な宣伝や期待を背負わずに書くことは素晴らしく、違う名前で読者からの意見を知ることができたのはうれしい限りでした」と同紙に語っている。
「ザ・クックーズ・コーリング」をローリングが書いたと報じられた後、同小説はアマゾンUKの書籍部門で一気に1位に駆け上った。彼女は今後もこのペンネームで執筆し続ける予定で、2014年には第2弾の出版が予定されている。
「ハリー・ポッター」シリーズ以降、ローリングは大人向けの小説「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」を出版しているが、期待が大きかったためか書評は賛否両論となっていた。(澤田理沙)