「Glee」コーリー・モンテースさん、死の数時間前に「気分は最高」
現地時間13日、テレビドラマ「Glee」のフィン役で知られる俳優のコーリー・モンテースさんがバンクーバーのホテルで死亡しているのが見つかったが、コーリーさんの31歳での若すぎる死は誰も予期しないものだった。
「Glee」シリーズの監督の一人であるアダム・シャンクマンは、コーリーさんと13日の朝に会話を交わしたと明かし、「彼は楽しくやっていると言っていました。気分は最高とさえ言っていました」とCNNにコメント。「僕はほかのみんなのように、起きてしまったことに打ちひしがれ、混乱しています」と数時間前まで元気に見えたコーリーさんの突然の死に戸惑いを隠せない様子だ。
また、11日にはコーリーさんは、キャスティング・ディレクターのモーリーン・ウェブを招き、自身のマネージャーのエレナ・カーシュナーを加えた三人で夕食を取っていた。ウェブはそのときのコーリーさんの様子を「とても健康そうでした。あんなに調子が良さそうに見えたのは久しぶりです」と表現。「わたしたちはたくさん食べました。飲み物はアルコールではなくレモネードでした」とPeople.comに語っている。
また、その夕食の席でコーリーさんは、ウェブが創立者の一人である非営利組織「プロジェクト・ライムライト・ソサイエティー」(子どもたちに演劇を教える団体、コーリーさんは創設時より同団体をサポートしている)に今まで以上に関わっていきたいと打ち明けたという。「『わたしはこのプロジェクトについて初めてあなたと語り合った日のことを全て覚えているわ。それが今実現するのね』と彼に言うと、彼の顔はパアッと明るくなりました」と将来の展望を語るコーリーさんの姿を思い起こしていた。
コーリーさんは、カナダ・バンクーバーのホテルを13日にチェックアウトするはずだったが姿を見せなかったため、ホテルの従業員が部屋を訪ねたところ、コーリーさんが死亡しているのを発見した。死因はまだ特定されていないが、地元警察は事件性はないと見ている。薬物中毒に苦しんでいたコーリーさんは今年初め、「Glee」の共演者で恋人のリア・ミシェルの勧めもあって薬物のリハビリ施設に入所。4月に退所していた。(編集部・市川遥)