「ヴェロニカ・マーズ」 映画の続きを描いた小説の出版が決定
クラウドファンディングで製作費を集め、映画化が決定したテレビドラマ「ヴェロニカ・マーズ」がさらに進化し、小説2冊が出版されることになったとThe Hollywood Reporterが報じた。
映画は2014年に封切り予定だが、小説の1巻目はこれに合わせ2014年春ごろに出版されるらしい。内容は大人になったヴェロニカ・マーズとおなじみのキャラクターが活躍するミステリーで、クリエイターのロブ・トーマスも執筆に参加するとのこと。ストーリーは映画の続きを描いたものになるという。
「僕は小説家として仕事のスタートを切りました。当初『ヴェロニカ・マーズ』は小説にと考えていた作品なので、自分が愛し、懐かしく思っている媒体でストーリーを続けられるのはうれしい限りです」とトーマスは語っている。
出版社であるヴィンテージ・ブックスの編集長アンドレア・ロビンソンは、人気ドラマを出版できることにワクワクしているとのこと。
「ヴェロニカ・マーズは非常に独特なキャラクターです。わたしは以前からテレビシリーズのファンで、まだまだ語られるべきストーリーがあると思っていました。わたしたちの目標はテレビシリーズのファンだけでなく、ミステリー小説のファン、力強く、興味深い女性を主人公にした小説が好きな読者を取り込むことです」とコメントしている。
ファンの期待が高まる映画版「ヴェロニカ・マーズ」は、7月18日から米サンディエゴで開催される映画&コミックの祭典「コミコン・インターナショナル」に参加することが決まっており、ロブ・トーマスのほか、クリステン・ベル、ジェイソン・ドーリング、エンリコ・コラントーニらが出席することになっている。(澤田理沙)