「ハリポタ」作者、別ペンネーム暴露に怒り…顧問弁護士が妻の友人にバラしていた
「ロバート・ガルブレイス」名義で犯罪小説を出版していたことが明らかになった「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングが、ペンネームを暴露されたことに激怒しているという。
W.E.N.Nによると、ローリングの顧問弁護士であるラッセル社のクリス・ゴセージ氏は現地時間18日、情報のリーク元が自分であることを告白。妻の友人の女性に新人作家「ロバート・ガルブレイス」の正体がローリングであることを明かしてしまい、その女性がツイッターに書き込んだことで情報が拡散。それがThe Sunday Timesのスクープにつながったのだという。
取材に応じたローリングは、弁護士の不手際に激怒しているといい、「わたしのペンネームを知っているのはほんの一部の人だけでした。(別名義の使用が明らかになった)日曜の夜になるまでわたしの全く知らなかった女性が、友人たちも知らなかったことをどのように知ったのか……それを考えるのは決して楽しいことではありませんね」とコメント。
続けてローリングは「がっかりした、というだけではありません。わたしはラッセル社を信頼に足る会社だと思っていましたが、最初の時点からそれが間違っていたということには、率直に言って、怒りを覚えています」と心境を明かしている。
ローリングは「ロバート・ガルブレイス」名義で、米出版社リトル・ブラウン・アンド・カンパニーの子会社マルホランドから「ザ・カッコーズ・コーリング」を出版。当初売り上げは芳しくなかったものの、ローリングの別名義であることが明らかになってからは、それまでの約5,000倍の売り上げを記録したと報じられていた。(編集部・福田麗)