窪塚洋介×宮本亜門、初タッグ!「彼と一緒にジャンプしたい」
芸術家イサム・ノグチさんの人生を舞台化した「iSAMU」の製作発表会見が30日都内で行われ、主演の窪塚洋介、美波、ジュリー・ドレフュス、小島聖、演出家の宮本亜門が出席。窪塚と初タッグを組む宮本は「今回は彼と一緒にジャンプしたい。どこまでも飛んで行きたい!」と笑顔で意気込みを語った。
同作は、日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれ、波乱万丈の道を歩んだ20世紀を代表する芸術家、イサム・ノグチさんの人生を断片的に描く。
宮本は「イサムさんは、荒れた場所に自分の作品を置いてその場所を変えていく人。目的は名声ではなく、心に響くことをしたい人」と分析し、「イサムさんの根源的な部分に近づきたい。その心に近づきたい」と熱弁。
イサムさん役に窪塚をキャスティングした理由は「窪塚さんは僕にとってはとてもピュアな人、スポンジのように全てを受け入れ、誠実。彼の奥にある炎とピュアな部分がイサムさんにぴったり」と明かした。
一方の窪塚は、「魂と魂がぶつかり合うしか着地点のない役。亜門さんからは僕が役に近づくのではなく、役を近づけてみたらとアドバイスをいただいた。稽古に精進して、イサムさんと皆さんとの橋渡しができたら……」と意欲を示した。
俳優、DJ、映像作家と多彩な顔を持つ窪塚。宮本が3年の創作期間を経て作り上げた世界に挑む。イサムさんの母親役を映画『キル・ビル』などのジュリー・ドレフュス、イサムさんの妻役を美波、イサムさんの作品「レッドキューブ」と出会う女性役を小島聖が務める。この日は、イサムさんが制作した草月会館内の石庭「天国」でフォトセッションが行われた。(福住佐知子)
舞台「iSAMU」は8月15日から18日まで神奈川芸術劇場、8月21日から27日までパルコ劇場、8月30日にサンポートホール高松にて上演