ハリウッド実写版『AKIRA』の製作が再始動か
大友克洋監督による人気アニメーション映画『AKIRA』の、ハリウッドにおける実写映画化企画が再始動したとVarietyが報じている。本作は、脚本のリライトや監督交代が相次いだことで、製作が中止状態となっていた。
レオナルド・ディカプリオが自らの制作会社アッピアン・ウェイを通してプロデュースを手掛ける本作。さまざまな紆余曲折を経て、『エスター』のジャウマ・コレット=セラ監督がメガホンを取る予定で企画が進行していたが、米ワーナーブラザーズが、製作費の削減を要求。その予算が9,000万ドル(約90億円・1ドル100円計算)程度まで縮小されたものだったこともあり、結局セラ監督は降板していた。
Varietyによるとスタジオは、その後も希望に叶う規模で実写化を請け負う監督を探していたとのこと。しかし、最終的にセラ監督に任せるのが最適だと判断したようで、監督復帰に向けた話し合いを進めているという。交渉がまとまれば、2014年の春にも製作に取り掛かるということだが、降板原因となった予算規模がどの程度になるのかについては不明。また主演に予定されていた『トロン:レガシー』のギャレット・ヘドランドが引き続き出演するのかについても、明らかになっていない。(編集部・入倉功一)