実写版『TOKYO TRIBE』主演に一般公募の新人を抜てき!
累計200万部(単行本全12巻)の売り上げを誇る井上三太の人気漫画「TOKYO TRIBE2」を『愛のむきだし』『ヒミズ』の鬼才・園子温監督が初めて実写映画化する『TOKYO TRIBE』の主演に、『HK/変態仮面』で映画初主演を果たし注目された鈴木亮平と、一般オーディションから大抜てきされた新人でラッパーのYOUNG DAIS(N.C.B.B)が決まった。
映画『TOKYO TRIBE』は、近未来の“トーキョー”を舞台にストリートギャングたちが繰り広げる大抗争を描いた青春物語で、鈴木は街を牛耳るトライブ(族)「ブクロWU-RONZ」のボス・メラを、YOUNG DAISは、メラと対立するトライブ「ムサシノSARU」に所属する海(カイ)を演じる。
一般オーディションから、園監督が脚本も手掛ける本作のダブル主演の一人に抜てきされたYOUNG DAISは、北海道・札幌を拠点に活動するヒップホップ集団N.C.B.Bのラッパー。演技は初挑戦の新人で、本人も「正直、驚きと信じられない思いでいっぱい」と喜びを隠せない。
鈴木は、「この時代に生きる俳優として、園監督と作品を作れることは、とても幸せ」と感激し、「これまで培った全てを動員し、園監督の色に頭からつま先まで染まりたい」と意気込む。初めてラップと、日本刀を使ったアクションに挑むが、腕を鍛えるために毎日片手で木刀の素振りを行い、移動中や待ち時間などには常にラップを口ずさんで練習しているという鈴木。「原作の持つトゲを、よりシャープにとがらせた実写作品を目指していきたい」と抱負を語った。
園監督は「鈴木くんはスーパーアクションができるプロアクター、対して、演技は素人新人、北海道が生んだラッパーのダイスくんがラップで勝負!!」と撮影を楽しみにしている様子で、「ど迫力の面白すぎるほどの痛快な映画にします!」と宣言。8月下旬にクランクインし、9月下旬クランクアップ予定。劇中音楽は、日本屈指のヒップホッププロデュースチームBCDMGが全編担当する。(編集部・小松芙未)
映画『TOKYO TRIBE』は2014年公開予定