レディー・ガガ、新曲プロモーションに非難 ファンに複数購入を促す?
レディー・ガガの新曲プロモーションに非難が寄せられている。今週初めに新曲「アプローズ」を緊急配信したガガは、同曲を多く購入するなどしたファン2人を9月に行われるコンサートに招待するとツイッターで発表。複数購入すると当選確率が上がることから、早くも300ドル(約3万円)相当を購入したファンも出てきているのだ。(1ドル100円計算)
ガガは14日に「『アプローズ』購入画面やラジオへのリクエスト、ツイッターのハッシュタグ『#Applause』のスクリーンショットを送って! それを基に熱心な二人のファンを(9月に行われる)iTunesフェスティバルに招待するわ!」とツイッターで発表。ラジオやツイッターも審査対象に含まれることから、ガガ自身は「購入すればいいってものじゃないわ」と説明しているものの、この複数購入を促すようなキャンペーンには非難の声が続々と上がっている。
Examiner.comは「必死になったレディー・ガガは、曲を複数購入したファンにご褒美」と題した記事を掲載。その中で、今回のキャンペーンは特定のファンに複数購入してもらうことでチャート上位にランクインするための戦略だと指摘し、すでに300ドル相当の同曲を購入したファンがいることも明らかにした。また、W.E.N.Nも同様の趣旨の記事を掲載し、ガガのキャンペーンを否定的な観点から紹介している。
ガガは前作のアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」を発表した際も、売り上げが落ち着いたのを見計らってアルバムを99セント(約99円)に値下げ。これがチャートで再浮上するための戦略だとして非難されたことがある。当時はその賛否をめぐって議論が巻き起こったが、今回も話題になることは間違いなさそうだ。
ガガは今後、9月にシングル「アプローズ」のパッケージ版を発売。11月には4枚目のアルバム「ARTPOP」を発表する予定となっている。(編集部・福田麗)