「Glee」のフィン 薬物の過剰摂取で亡くなるというストーリーにはならず
テレビドラマ「Glee」のクリエイターのライアン・マーフィーは、先月、ヘロインとアルコールによる混合薬物中毒のため亡くなったコーリー・モンテースさんが演じていたフィンの亡くなり方に悩んだという。
映画『glee/グリー ザ・コンサート3Dムービー』場面写真
「どうやってフィンが亡くなったことにするかなど、検討しなければならないことはたくさんあった。薬物の過剰摂取という設定も考えたが、そのような死なせ方はしたくなかったんだ。結局、出来上がったエピソードでは彼がどうやって亡くなったのかは視聴者には伝えていない。一人の人間がどうやって死んだかに興味を示すのは不健全だという考えからそうした。最初に、『このエピソードはフィンの人生を祝うものです』というメッセージを伝えている。納得がいかない人もいるかもしれないが、それ以外の方法はあまりにも搾取的に思えたんだ」とライアンはDealine.comに語っている。
キャストは以前から予定されていたビートルズをフィーチャーした2話分を撮影中、コーリーさんがいないことに時には涙しながらも、お互いを慰め合って乗り切っていたとのこと。コーリーさんへのトリビュート・エピソードとなる第3エピソードも完成しており、いい出来になったとライアンは語る。
「彼への素晴らしいトリビュートになったし、若い人がどうやって人の死を悼むかがよくわかるエピソードになった。このストーリーを書くのは本当に大変だったから、2、3週間休んで今後どうするかを考えるよ。みんなコーリーとフィンが大好きで、彼らがいないことで心の中にぽっかりと穴が開いているようだ」と付け加えている。(BANG Media International)