『そして父になる』がスペイン最大の映画祭に出品!福山雅治&是枝監督の渡航も決定
第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した福山雅治の主演映画『そして父になる』が、9月20日よりスペイン・バスク地方で行われる第61回サン・セバスチャン国際映画祭の「PEARLS(パールズ)」部門に出品されることが決定した。映画祭開催期間中には、福山と是枝裕和監督の渡航も予定している。
スペイン語圏最大の映画祭といわれる同映画祭の「PEARLS」部門は、他の映画祭や映画賞で話題となった作品を対象とした部門。コンペティション部門ではないものの、観客賞を受賞する可能性があり、過去には『別離』(2011)や『アーティスト』といったアカデミー賞受賞作品も出品されている。
同映画祭に出品されるのは今回が5度目となる是枝監督は「大好きな映画祭にまた呼んでいただけて、本当に光栄に思っています。サン・セバスチャン映画祭の観客の皆さんは、いつも僕の作品を温かく迎え入れてくれるので、今から上映を楽しみにしています」とコメント。是枝監督は過去に『ワンダフルライフ』『花よりもなほ』『歩いても 歩いても』『奇跡』で同映画祭に参加している。
今回は主演の福山と共に渡航も予定しており、是枝監督は「カンヌではなかなかゆっくり過ごす時間がなかったので福山さんも大好きだというこの街で、Bar(バール)巡りができると良いなと思っています」と明かした。
今年5月の第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した同作は、すでにオスカー前哨戦ともいわれるトロント国際映画祭への出品も決定している。来月末の日本公開に向け、更なる盛り上がりが期待できそうだ。(編集部・福田麗)
映画『そして父になる』は9月28日より全国公開 9月24日~27日に先行公開あり