笑福亭鶴瓶、宮崎駿監督の引退にコメント「まだまだやっていてほしい」
笑福亭鶴瓶が2日、都内で行われた映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』吹き替え版完成報告会に出席し、引退を表明した宮崎駿監督について「宮崎監督は僕より10歳ほど年上ですが、まだまだやっていてほしいです。(引退は)惜しいですね」とコメントした。この日は鶴瓶のほか、共に声優を務めた芦田愛菜、中島美嘉、中井貴一も出席した。
スタジオジブリの作品では『千と千尋の神隠し』を観ているという鶴瓶は、『怪盗グルー~』の映画化にあたり制作スタッフがジブリに大ヒットするためのヒントを求めたところ、「まっくろくろすけ」のように小さなキャラクターがずっと出ていると印象に残るというアドバイスを受けたというエピソードを披露。そして「このことが(本作のキャラクターである)ミニオン誕生の大きなヒントになったと思う」と感慨深げ。
主人公グルー(鶴瓶)の強敵の大悪党エル・マッチョ役で声優初挑戦を果たした中井は、鶴瓶との共演は映画『東京上空いらっしゃいませ』(1990)以来、23年ぶりだという。二人はプライベートでも仲が良く、中井は鶴瓶のアフレコ収録も見学。鶴瓶は「最初のシーンで僕は11時間もかかったのに、中井さんは僕のやっているのを鼻で笑って帰った。自分は2時間ぐらいですませて帰ったらしい。なんでや。初めてなのに上手すぎる」とぼやく。そんな鶴瓶を中井は「鶴瓶さんができるのなら僕にもできると思って引き受けた」と余裕でかわしていた。
本作は、黄色い不思議な生物が話題となり、大ヒットを記録した3Dアニメの続編。今は平和に暮らす主人公グルーが、誘拐されたミニオンたちの救出にあたる勇姿を描き出す。(福住佐知子)
映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』は9月21日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国公開