モンティ・パイソン自伝、劇場公開が決定!故グレアム・チャップマン最後の作品
1989年に48歳の若さで死去したモンティ・パイソンのグレアム・チャップマンさんの自伝をアニメーション化した映画『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 ~グレアム・チャップマン自伝~』が11月23日より限定上映されることが決定した。
同作は、グレアムさんが生前に録音した肉声テープと14名のクリエイターによるアニメーションを組み合わせ、グレアムさんの自伝「ア・ライアーズ・オートバイオグラフィー、ボリュームVI」をアニメーション映画化した作品。モンティ・パイソン時代の盟友であるジョン・クリーズ、テリー・ジョーンズ、マイケル・パリン、テリー・ギリアムが声の出演を果たしている。昨年の第25回東京国際映画祭では『ある嘘つきの物語 モンティ・パイソンのグレアム・チャップマン自伝』とのタイトルで上映された。
パイソンズといえば、シュールでありながら過激な笑いが知られているが、本作ももちろんそれらの伝統を踏襲。映倫審査ではアニメーション映画にもかかわらず、セックス描写にぼかしを入れるという異例の指示が出され、R15+指定を受けたといういわく付きの作品だ。裏を返せば、完全な大人向き作品ということで、これまでのパイソンズのファンは必見の作品に仕上がっている。
ゲイであることは公言しながらも、アルコール依存症であることはひた隠しにするなど、大きな自己矛盾をはらんだ人物として語られることの多いグレアムさん。最期のその時まで自分の人生を笑い飛ばした彼の、最後のスケッチともいうべき作品の劇場公開を待ち望んでいたファンは多いはず。すでに来年2月のブルーレイ&DVD発売も決定しているが、ぜひとも劇場の大きなスクリーンで観たい作品だ。(編集部・福田麗)
映画『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 ~グレアム・チャップマン自伝~』が11月23日より新宿ピカデリーにて2週間限定上映、12月7日よりなんばパークシネマにて2週間限定上映 上映劇場にてブルーレイ数量限定発売あり(非売品特典付き)