ダウンタウン、学術バラエティーのMCに！「リンカーン」後番組で

　TBSは4日、東京・赤坂の同局放送センターで10月期の番組改編を発表し、ダウンタウンが出演するバラエティー番組「リンカーン」（毎週火曜22:00～）の終了と、新番組の放送を発表した。同番組は、AKB48が司会を務める「火曜曲！」（火曜21:00～）とともに役目を終えたといい、苦戦する火曜日プライムタイムのリニューアルを図るという。

　「リンカーン」の後番組として、学術バラエティー「100秒博士アカデミー」が10月22日よりスタート。ダウンタウンが引き続きMCを務め、知的情報番組に初進出を果たす。番組では、あらゆるジャンルにおける最先端の専門家が出演し、持論を100秒で説明。テーマにそって、ダウンタウンはじめ出演者たちがトークを交わす。

　また「火曜曲！」の後番組として、内村光良が出演する木曜深夜のバラエティー番組「内村とザワつく夜」がゴールデン枠に進出。いまどきの女性が抱える悩みに、女装した男性芸人たちが実演を交えて解決策を授けるトークバラエティーとなっており、若い女性層からの支持を背景にしての昇格となった。

　ドラマでは、木村拓哉と柴咲コウが共演する「安堂ロイド～A.I. knows LOVE？～」が10月の日曜21:00からスタート。高視聴率を記録中の「半沢直樹」の後番組となり、木村が100年先の未来から送られたアンドロイドと現在を生きる天才物理学者の一人二役に挑む。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明がコンセプト・設定協力として参加。プロデューサーは、劇場版公開を控える「ATARU」などの植田博樹が務める。SF手法を使う非常に大胆な設定の作品で、TBSでは、ドラマの可能性にチャレンジすると期待を寄せている。

　また生放送番組の強化も狙う同局は、ニュース番組「Nスタ」（月曜から金曜16:53～）の放送開始時間を1時間前倒し。同局では、新たな放送枠となる16:00台を、他局でもドラマの再放送などに枠を割く情報番組の「空白地帯」としている。そのため、今後は女性層をターゲットに、視聴者の関心が高い話題や天気ニュースの掘り下げなど、ニュース番組のラインナップにこだわない「雑食系」の情報を提供していきたいとしている。（編集部・入倉功一）