ゲイをカミングアウトした「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー、複数回の自殺未遂を告白
8月にゲイであることをカミングアウトしたテレビドラマ「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが、ティーンエイジャーのころ、自分の性的指向を隠し続けることのプレッシャーに耐えられず何度も自殺を図った過去を明かした。
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「毎日が試練だった。他人が普通だと認める生活に沿うことができない日々の繰り返しで、数えきれないほど自分を裏切った。最初に自殺を図ったのは15歳のときで、週末に家族がいなくなるのを待ってから、薬を大量に飲んだ。その週末に何が起きたかは覚えていないけど、月曜日には何事もなかったかのようにバスに乗って学校に行ったと思う」とウェントワースは米シアトルで開催されたLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のイベントで語っている。
また、「助けてくれる人がいなければ、助けを求めることもできない」ともコメント。手を差し伸べることの重要性も強調した。
同性愛者の権利に対するロシア政府の態度に抗議するためカミングアウトしたウェントワースだが、もう一つの目的もあったらしい。彼は、自分が悩んでいたときには存在しなかった手本となる人間になりたいと思い、ゲイであることを発表したのだという。(BANG Media International)