コリン・ファース×真田広之!英国人将校と日本兵通訳の実話描く話題作が来年4月日本公開
コリン・ファース、ニコール・キッドマン、真田広之の共演で話題の映画『レイルウェイ 運命の旅路』(原題:The Railway Man)が2014年4月に日本公開されることが決まった。本作は、第2次世界大戦時、「死の鉄道」とも呼ばれるタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設工事に従事させられた英国人将校(コリン)と当時の現場に居合わせた日本兵通訳(真田)がたどった奇跡の物語だ。
1995年度「エスクワイア」誌ノンフィクション賞を受賞したエリック・ローマクスの自叙伝「The Railway Man」を映像化した本作。当時の日本兵通訳・永瀬(真田)が戦争体験を伝えようと今もタイで暮らしていることを知り、癒えない傷を呼び覚まされるも直接向き合うことを決意したエリック(コリン)が、約50年の時を経て一人タイへ向かう姿を映し出す。エリックに献身的な愛をささげる妻パトリシアにはニコールがふんする。
本作は現在開催中の第38回トロント国際映画祭に出品されており、現地時間6日、コリン、ニコール、真田らがプレミア上映の場に登場。コリンは作品について「たとえ年月がたっても人々に語ること、自分のストーリーを語るということの重要性を示しています」、ニコールは「罪を償うということ、そして愛の力についての映画です。たとえお互いにどんなことがあっても、和解する道はあるものだし、前進することができることを描いています」と説明した。
また、コリン、ニコールというオスカー俳優と共演を果たした真田は「日本人として、このストーリーを世界に語らなければいけないと思った。僕でさえ知らなかったし、日本の若い人々は誰も何が起きたのか知らない。この映画に参加したことは素晴らしい体験だった」と日本人として本作に出演した意義を明かしている。三人の演技合戦と共に、真田が「世界に語らなければいけないと思った」と表現したそのストーリーに注目したい。(編集部・市川遥)
映画『レイルウェイ 運命の旅路』は2014年4月角川シネマ有楽町ほか全国公開