『風立ちぬ』興収100億円突破!邦画では2008年以来の快挙
宮崎駿監督最後の映画作品としても話題を集めている『風立ちぬ』の興行収入が11日、公開から54日間で100億円を突破した。興収100億円突破は、邦画としては2008年7月19日に公開された『崖の上のポニョ』以来、邦洋合わせると2010年7月10日に公開された『トイ・ストーリー3』以来となる快挙だ。(興行通信社調べ)
ベネチア映画祭でスタンディングオベーション!『風立ちぬ』写真ギャラリー
公開以来、若者から大人まで幅広い層を取り込み、全く落ちのない興行を続けてきた『風立ちぬ』。先日の宮崎監督の引退発表により、7日、8日の週末2日間の興収は前週比134.5パーセントと異例の伸びを見せ、週末興行成績では7月20日の公開から8週連続で1位を記録している。11日時点で観客動員数800万人を突破。この勢いで推移すれば9月中での動員1,000万人突破も射程圏内で、10月以降の興行成績次第では『崖の上のポニョ』(最終興収155億円)に迫るメガヒットも期待できそうだ。
『風立ちぬ』は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎と文学者・堀辰雄をモデルに、飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くスタジオジブリのアニメーション映画。宮崎監督が引退を発表した第70回ベネチア国際映画祭のほか、第38回トロント国際映画祭、第51回ニューヨーク映画祭など海外映画祭にも広く出品されている。(編集部・市川遥)
映画『風立ちぬ』は公開中