中居正広、堀北真希に謝罪「結構しゃべっていたんですよ」
14日、映画『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』初日舞台あいさつが都内で行なわれ、主演を務めたSMAPの中居正広、北村一輝、栗山千明、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、堀北真希、村上弘明、そして木村ひさし監督が登壇した。先日の完成披露試写会で、中居が「僕が10を話しても1しか返ってこない」と堀北とのコミュニケーション不足を嘆いたことが話題になったことに対し、堀北が「無視してないんですよ。そう言われると本当にひどい人みたいじゃないですか」と訴える場面もあった。
この日の舞台あいさつでも、司会者から「現場で中居が良くしてくれたか?」と質問されると堀北は無言。すかさず中居から「堀北さん、無視は良くないよ」と突っ込まれるも、堀北は「わたしへの質問だったんですね、皆さんに聞いたのかと思った」とマイペースな回答。そんなやり取りに中居は「僕はあんまり女優さんとは現場でしゃべれないんですけど(堀北とは)結構しゃべっていたんですよ。まあ、このかみ合わない感じの二人が面白いですよね」と言いつつ、「(イメージを悪くしたみたいで)本当にすみませんでした」と堀北に謝罪すると場内は爆笑に包まれた。
撮影開始から3か月での公開となった本作だが、中居は「めまぐるしい中で完成した作品ですが、皆さんの心に残る映画になったと思います」と作品の出来に自信を見せる。「ドラマから映画になるというのは初めての経験なのでうれしいです。これが最後の『ATARU』になると思いますが」と語ると、場内からは「嫌だ~」の大合唱。「でも『海猿』みたいに、ラストとか言ってもう1回やるっていうパターンもあるので」と場内をあおった矢先に、「年齢も年齢なので、チャーミングにアタルができるかわかりません。僕にはあんな純粋な部分はありませんから。やっぱり最後ですよ」と撤回するなど、得意のトークで客席を翻弄(ほんろう)していた。
本作は、TBS系列で放送され人気を博した連続ドラマ「ATARU」の劇場公開版。サヴァン症候群に起因する特殊な能力を持つ主人公アタルが、迷宮入りしかけた難事件に解決していく姿を描いたエンターテインメント作品。木村監督は「アタルの心に踏み込んだ内容になっています」と連ドラとのニュアンスの違いを強調していた。(磯部正和)
映画『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』は全国東宝系にて公開中