ミニオンがどこからやって来たのか明らかに!『怪盗グルー』スピンオフ映画は来年全米公開
現在公開中の映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』のクリス・ルノー監督がインタビューに応じ、本作に登場する主人公・悪党グルーの子分である謎の黄色い生き物ミニオンたちの魅力、そして2014年全米公開予定の彼らのスピンオフ映画『ミニオンズ(原題) / Minions』について語った。
第1作『怪盗グルーの月泥棒 3D』に登場して以来、世界中で人気を博したミニオン。ルノー監督と共同監督のピエール・コフィンもすっかり彼らにメロメロで、『怪盗グルーのミニオン危機一発』でのお気に入りのシーンは「当然ながらミニオンをフィーチャーしたシーン」と断言。「僕らは二人とも、ミニオンのビーチパーティーのシーンと、彼らがグルーのオフィスに消防士の格好で突入してくる瞬間が好きなんだ」と説明する。
ビーチパーティーのシーンでの夏らしい姿、火事のシーンでの消防士姿のほか、フランス風メイド姿、ゴルファー姿など、前作以上にさまざまな衣装を身に着けたミニオンたちが登場するのも本作の見どころの一つ。「僕たちはミニオンのためにたくさんのコスチュームをデザインした。プロダクションチームから『技術的に難しくなるから、これ以上コスチューム追加するのはやめてくれ』って言われたけど無視したよ!」と打ち明けるルノー監督の姿は、子どもにかわいい服を着せたいと願う親そのものだ。
そんなルノー監督がミニオンの魅力の一つとして挙げたのは、デザインのシンプルさとコフィン監督率いるアニメーションチームが実現させた表情の豊かさ。ミニオンのデザインには、頭のてっぺんに手が届かない、首がないといった表現上の制限があるが、ルノー監督の「それでも僕たちはいくつかの素晴らしいパフォーマンスを生み出すことができた」という言葉に違わず、ミニオンが劇中で見せる印象的な表情の数々には思わず目を奪われるはずだ。
また、ルノー監督は、ミニオンを主役に据えた来年全米公開予定の『ミニオンズ(原題)』にも言及。気になる内容については「ミニオンがどこから来たのか、そして、グルーと会う前に何をしたのか、また誰のために働いていたのかが描かれる」と明かし、「本当に全く新しい物語だ。僕らは彼らが地球上で最凶の悪党に仕えるまでを追うんだ!」とファンの期待をあおった。(編集部・市川遥)
映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』は公開中