『怪盗グルー』続編が首位デビュー!『凶悪』『エリジウム』も初登場
映画週末興行成績
興行通信社が24日に発表した全国映画動員ランキングでは、映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』が初登場1位を記録。先週の先行公開の分を含めると早くも8億円を超える大ヒットスタートとなっている。
今週の1位!映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』フォトギャラリー
全国626スクリーンで公開された同作の土日2日間の成績は動員25万7,990人、興行収入3億3,651万6,100円。今月14日~16日までの先行上映分も含めると動員69万1,129人、興収8億8,488万4,600円を記録しており、シリーズ前作の最終興収12億円を超すのは確実だろう。都市部とローカルとの比率は24.8対75.2で、地方での強さが際立っているのが特徴。劇場には多くのファミリー層を中心に、ティーンやカップル層も詰め掛けている。作品の評価も「家族で楽しめる」「3Dで観て久々に良かった」「吹き替えキャストがうまい」など非常に高く、今後の口コミ効果にも期待がかかっている。
2位は『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』で、累計動員84万6,884人、累計興収10億3,246万8,650円で10億円を突破。3位の『風立ちぬ』は公開10週目にしていまだにベスト3圏内をキープ。累計動員894万4,658人、累計興収110億9,133万1,500円を記録した。
4位にはマット・デイモン、ジョディ・フォスター共演の『エリジウム』が初登場。全国323スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員11万8,872人、興収1億5,274万5,200円を記録した。5位は『ウルヴァリン:SAMURAI』。6位は『許されざる者』。そして公開4週目の『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は7位。累計動員は57万3,176人、累計興収は7億6,459万4,000円で、興収7億円を突破している。
山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー共演の『凶悪』は8位に初登場。全国78スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員2万4,543人、興収3,368万7,500円を記録。午後から夕方にかけての興行が特に堅調で、劇場には若いカップルや女性、年配者など幅広い観客層を集客したという。以下、9位『貞子3D2』、10位『キャプテンハーロック』、11位『マン・オブ・スティール』と続いている。なお、今週はベストテン圏外だが、27館という小規模公開の『小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』は1億2,777万700円と早くも興収1億円を突破している。
今週末は『謝罪の王様』『そして父になる』『地獄でなぜ悪い』『クロニクル』『ロード・オブ・セイラム』『劇場版 空の境界/未来福音』『ビートルズと私』『空飛ぶ金魚と世界のひみつ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)