ポール・マッカートニーの絵本、アニメ映画化へ 劇中音楽は本人が担当
元ザ・ビートルズのポール・マッカートニーが2005年に発表した絵本「あの雲のむこうに」がアニメーション映画化されることが明らかになった。ポールは原作者として製作に携わるほか、劇中音楽を何曲か書き下ろすという。全米公開は2015年を予定している。
ポールが音楽で参加!『ムード・インディゴ うたかたの日々』場面写真
「あの雲のむこうに(原題:High In The Clouds)」は、ポールがフィリップ・アーダー、ジェフ・ダンバーと共作した絵本で、「アニマリア」と呼ばれる動物たちの国を舞台にリスの冒険を描いた作品。日本では2005年に大和書房から邦訳が出版されている。
Varietyによると、監督はディズニー映画『ムーラン』のトニー・バンクロフトが務め、脚本は『シュレック フォーエバー』のジョシュ・クラウスナーが手掛けるとのこと。プロデューサーには『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で製作総指揮を務めたマイケル・リンとロバート・シェイが名を連ねている。
映画化にあたって、ポールは「これは、わたしにとってとても愛着がある作品です」とコメントを寄せると、「才能あるクリエイターたちとタッグを組むことができるのは本当にうれしいです。世界中の人の心に届くような、温かく、おかしく、そして感動的なアニメーション映画を作ることができると思います」と製作への意気込みを明かしている。(編集部・福田麗)