米作家トム・クランシーさんをパラマウント追悼 「ジャック・ライアン」シリーズ製作
米人気作家トム・クランシーさんが現地時間1日に死去したことを受け、クランシーさんの代表作「ジャック・ライアン」シリーズの映画化を手掛けてきた米パラマウント ピクチャーズ コーポレーションのCEOブラッド・グレイ氏が追悼コメントを寄せた。
ジャック・ライアンシリーズ『パトリオット・ゲーム』フォトギャラリー
保険代理業を営む傍ら執筆した、1984年発表の小説「レッド・オクトーバーを追え!」で一躍ベストセラー作家となったクランシーさん。米パラマウントは1990年に同作の映画化を手掛け、以降も『今そこにある危機』『パトリオット・ゲーム』『トータル・フィアーズ』とCIA分析官ジャック・ライアンを主人公としたシリーズの製作を手掛けてきた。
長年同社と親密な関係を築いてきたクランシーさんの死に、グレイ氏は「トム・クランシーはこの時代の最も偉大な作家の一人でした。彼の死はパラマウントのわたしたちの心に深く刻まれています」とコメント。同氏によるとクランシーさんは「われわれのスタジオをまるで家族のように思っていてくれた」といい、「彼に対し永遠に感謝すると共に、トム・クランシーのご家族、ファンの皆様に、深くお悔やみ申し上げます」と故人をしのんだ。
クランシーさんは現地時間1日、メリーランド州ボルチモアの病院において66歳で死去。。「ジャック・ライアン」シリーズが生誕30周年を迎える来年2014年には、クリス・パインが新たなジャック役を務めるリブート映画『エージェント:ライアン』の公開が予定されているが、新たなライアンの活躍を目にする前にこの世を去ってしまった。(編集部・入倉功一)
映画『エージェント:ライアン』は2月14日先行公開・2月15日より全国公開