哀川翔、20年若ければ俺もリングで闘いたかった
俳優の哀川翔が14日、両国国技館で開催された新日本プロレスの「KING OF PRO-WRESTLING」に映画『タイガーマスク』のPRのために出演し、新日本プロレス所属の4代目本家タイガーマスクと共演した。本家を前に哀川は「20年若かったら、俺もタイガーマスクと闘いたかった」と目を輝かせて発言。タイガーからも「目力はすごいものがあるし、さすがにオーラがある」とレスラーの資質にお墨付きをもらっていた。
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映画のPRのため、劇中登場する3体のタイガーマスクの一体、ゴールドタイガーマスクと共に新日のリングを訪れた哀川。「興奮しました。いいですね。高ぶるものがあります」と新日の感想を述べ、「20年若かったら、俺もタイガーマスクと闘いたかった。子供の頃から大好きだったからね」とコメント。
これに、本家のタイガーは「子供の頃からずっとテレビで見ていた人。役者としてもプロ中のプロ。目力もすごいものがあるし、さすがにオーラがある。不気味さや怖さが出ていた。さすがだった」とリングに立った哀川を賞賛した。
哀川は、劇中、タイガーマスクを育てる虎の穴のミスターXを演じるが、「オファーをもらった時はすごいのが来たなと思った。監督と相談しながら、ミスターXの殻を破れるよう努力し、なんとか演じることが出来た」と感想を述べ、本家タイガーからも「地下プロレスのような世界で、砂利の上でジャーマンをやっていて、レスラーの目から見てもすごいなと思った」とそのアクションシーンの完成度を讃えられていた。
映画『タイガーマスク』は特殊マスクにより「タイガーマスク」となって多額のブラックマネーが飛び交う闘技場の試合に出場する伊達直人が、愛する者、守りたい子供らのために孤独に闘う姿を描いた作品。哀川は映画のヒーローに絡め、自身にとってのヒーローを問われ、「お父さん」と発言。「全国のお父さん方にもっともっとヒーローになって欲しい」とエールを送っていた。(取材・文 名鹿祥史)
映画『タイガーマスク』は11月9日より全国公開