アンパンマン声優・戸田恵子、やなせたかし氏の訃報に悲痛「悲しすぎて全く力が入りません」
「アンパンマン」などで知られる漫画家・絵本作家のやなせたかし氏が死去したことを受け、テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」や劇場版で25年間アンパンマンの声を務めている女優の戸田恵子が哀悼のコメントを発表した。
「やなせ先生こそがアンパンマンそのものでした。いつでも優しさで私達を包んでくださり、分けあうことを教えてくださった」とやなせ氏の思い出を振り返った戸田は、「ただひたすらありがとうございましたと感謝を申しあげるしかないのですが、今は決して無くしてはいけない大切な道しるべを喪った感覚です。悲しすぎて全く力が入りません」と悲痛な思いを吐露している。
やなせ氏は13日午前3時8分、心不全のため94歳で死去。7月公開の劇場版第25弾『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』の舞台あいさつに登壇した際には「元気なんてないんだよ。人前に出るときはやけくそ。笑いながら死んでいくんだ。俺が死ねばいくらかでも映画の宣伝になる。死ぬ直前まで一生懸命」と作品への愛を語っていた。(編集部・市川遥)