大島優子&向井理、『SPEC』参戦に感激!
AKB48の大島優子と俳優の向井理が21日、東京国際フォーラムで行われた「SPEC」シリーズ完結編の前編『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』の完成披露試写会に出席した。シリーズ初参加の大島は、観客からの熱い歓声を受け、「(主人公コンビ)当麻紗綾と瀬文焚流と、どういうふうに絡んでいくのか楽しみにしていただけたらと思います」と出演者として「SPEC」ファンと対面できたことに感激しきりだった。
役名すら明かされていない“謎の女”を演じる大島は「内容についても役についても何も言えない」といい、自身の役柄については「しゃべっている間にしゃっくりをして、どこかへ行くキャラクター」とだけ説明。「実際、本番で(しゃっくりをしてと言われて)『何言っているんですか?』って聞いちゃったんです」と撮影の苦労を振り返り、「それをやるとセリフも飛んじゃうので格闘しながらも、堤(幸彦)さんはこういうふうに色濃くキャラクターを作るんだと知って。いい現場になりました」とメガホンを取った堤幸彦監督の独特な演出に感銘を受けたことを明かした。
一方、向井演じる謎の白い男・セカイは前作『劇場版 SPEC~天~』のラストシーンに意味ありげに登場してファンの間でも大きな議論を巻き起こしたキャラクター。向井は「『天』ではエンドロールにも台本にも名前が載らない寂しい思いをし、『結』に呼ばれるのかどうかわからないままでしたが、今日皆さんの前に堂々と立つことができてうれしく思います」と笑顔を見せると「後編はまだ編集の最中ということでまだ観ていませんが、前編は派手なので後編も皆さんの想像を超えるような作品になっていると思います」とファンの期待をあおった。
本作は、警視庁公安部特殊捜査官の当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)のコンビによる、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持つ犯罪者との戦いを描いた作品。舞台あいさつには主演の戸田、加瀬をはじめ、竜雷太、北村一輝、栗山千明、有村架純、KENCHI(EXILE)、神木隆之介、福田沙紀、城田優、真野恵里菜、そして堤監督も出席した。(中村好伸)
『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』は11月1日より、『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇』は11月29日より全国東宝系にて公開