デヴィ夫人が“デパガ”に!一日限定のファッション・アテンダントに就任
ニューヨーク5番街の高級老舗デパート「バーグドルフ・グッドマン」の魅力に迫るドキュメンタリー映画『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』の公開に合わせ、タレントのデヴィ夫人が、そごう横浜店で一日限定の「ファッション・アテンダント」に就任し、超セレブな“デパガ”(デパート・ガール)として、来店客のファッション・コーディネートをアドバイスした。映画の舞台である「バーグドルフ・グッドマン」は、デヴィ夫人のニューヨークにある自宅の目と鼻の先なのだという。
3~4,000万円の毛皮を羽織るデヴィ夫人…フォトギャラリー
ゴージャスな毛皮と黒のドレスで登場したデヴィ夫人。会場のギャラリーからため息にも近い歓声が沸き起こる。黒のイブニングドレスはオスカー・デ・ラ・レンタ、豪華に羽織った毛皮はロシアンセーブルを70匹使った「GALANOS」というデザイナーのもので、「バーグドルフ・グッドマン」で実際に購入したのだという。値段は「ご想像にお任せします」と言っていたが、しばらくして「日本で買えば3~4,000万(円)かも」と明かした。エメラルドのネックレスも「世界で最高級のものではないかしら」とデヴィ夫人。
客の要望に合わせてコーディネートを提案するのが、この日のファッション・アテンダントの仕事。デヴィ夫人は「いつも黒ばかり選んでしまって、変化が出ない」と悩む20代の女性には「赤いベルトとスカーフでアクセントを」と提案。また「同窓会に着ていく服に悩んでいる」という30代女性には、「あなたは色が白いからこれが似合うわよ」とミッドナイト・ブルーのドレスをチョイス。「センスよく見せるコツは、自分の好みで選ぶのではなく、自分をよりよく引き出すものを選ぶこと」とアドバイスしていた。
1901年創業のデパート「バーグドルフ・グッドマン」はジャクリーン・ケネディやエリザベス・テイラーなど、アメリカの歴史を彩るセレブたちに愛され、そのスタイリングをサポートしてきたファッションの殿堂と呼ばれる存在。本作は、その舞台裏に肉薄している。「映画では、オノ・ヨーコがお誕生日プレゼントに『バーグドルフ・グッドマン』で、毛皮を80着買ったなんて話が出てきてすごいわよ」と、セレブならではの話題にご満悦だった。(取材・岸田智)
映画『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』は10月26日よりBunkamura ル・シネマほか公開