オードリー・ヘプバーン幻の主演作、予告編が公開!おなじみの池田昌子がナレーション
映画『ローマの休日』『ティファニーで朝食を』の女優オードリー・ヘプバーンの幻の主演作『マイヤーリング』の予告編が公開された。ナレーションを務めるのは、オードリーの日本語吹き替えでおなじみの声優・池田昌子。往年の映画ファンならば泣いて喜ぶに違いない組み合わせだ。
同作はオードリーがハリウッドに進出した『ローマの休日』の4年後、1957年2月4日に全米で一度だけ放映されたテレビ映画。実際の心中事件を基にしたクロード・アネの小説「うたかたの恋」を原作に、オードリーが当時の夫メル・ファーラーと共演した恋愛作品だ。
日本初公開となる同作の予告編の見どころは、当時のテレビ映画としては破格の製作費をかけた豪華なセットや、『サウンド・オブ・ミュージック』のドロシー・ジーキンスが手掛けた衣装ももちろんだが、何といっても当時27歳だったオードリーのキュートな振る舞い。当時のテレビショーはライブだったため、全て生放送での演技。その臨場感の一端も予告編からは確かに伝わってくる。
その予告編でナレーションを担当したのは、オードリーの吹き替え声優でおなじみの池田昌子。池田は「わたしはこれまでオードリーの声を担当することができてとても幸せでした。毎回収録のたびに、彼女の美しい姿を見ることができたからです。彼女はわたしにとって絶対的な存在です」と振り返ると、幻の主演作である本作については「『マイヤーリング』を観て、まるで『戦争と平和』のシーンが浮かんでくるほど、まったく変わらない美しさにあふれたオードリーに会えてうれしく、また懐かしくも思いました。本作には、『きれい』や『かわいい』などの表現を超越した彼女の人柄や清潔感あふれるオーラが放たれています」と絶賛した。
池田をして「オードリーのファンの方々にもすてきで美しいと思って観ていただける作品です」と言わしめるように、ファンならば絶対に見逃せない1本。画面の端々からにじむ当時の雰囲気、そしてオードリーの魅力に酔いしれることのできる作品だ。(編集部・福田麗)
映画『マイヤーリング』は2014年1月4日より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ梅田(特別限定公開)ほか全国順次公開