『風俗行ったら人生変わったwww』で主演の満島真之介、前職は保育士!子どもにも観てもらいたい!?
ネット掲示板「2ちゃんねる」で話題を集め、単行本化もされた純愛物語を映画化した『風俗行ったら人生変わったwww』で主演した満島真之介が、映画初主演作に懸けた意気込みを熱く語った。
人付き合いが苦手で、自己完結型の29歳の童貞男が、風俗嬢と出会ったことから始まる純愛ストーリーを、映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』 の飯塚健監督が映画化した本作。主演した満島は、故・若松孝二監督の映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で数々の映画賞を受賞したほか、映画『おしん』に出演するなど、その確かな演技で高く評価されている。
そんな彼がちょっとドキっとするようなタイトルの作品で映画初主演に挑む。「びっくりました。でもどんな作品が出来上がるんだろうというワクワク感と、監督やプロデューサーがこのような振り切ったキャラクターを僕に演じさせてみたいと感じてくれたことを、うれしく思いました。」
役に入ると人物に成り切る憑依(ひょうい)型の満島。今回の29歳の童貞男を演じるにあたって、実際に話を聞こうと、秋葉原のバーなどを自ら歩き回るという徹底ぶり。そして撮影中は「猫背で前のめりな感じの姿勢で、人と話すときは目を見開いて熱く語るから、みんなからかなり気持ち悪がられました」と屈託なく笑う。
俳優になる前は、保育士をしていた経歴を持つ変わり種。現在連続ドラマにレギュラー出演で忙しいが、オフのときには「保育士時代の友達と絵本作りをしている」という。そして「俳優をしながらでも、どうやったら子どもと関われるかということを考えている」と熱く語る。今回の作品もPG12がついているが、実は多くの子どもに観てもらえたらという。
「人から見たらささいなことで人生に行き詰まったり、悩んでいる子たちが一歩踏み出す遼太郎を見て、それなら自分も……というきっかけにでもなったらうれしい」と目を輝かせる。純愛物語であり、一人の男が一歩一歩前に向かって行く人生のロードムービーとして後味もさわやかな感動作。満島の熱演をぜひ楽しんでほしい。(取材・文:前田かおり)
映画『風俗行ったら人生変わったwww』は11月6日よりネット配信開始 11月9日から12月6日まで全国109シネマズ・新宿ミラノにて公開