元AKB板野&乃木坂・橋本、女優業への展望を語る 二人が演じてみたい役とは?
今年4月から6月にかけて放送されたドラマ「BAD BOYS J」(日本テレビ系)が、『劇場版BAD BOYS J-最後に守るもの-』と題して映画化された。不良チームの抗争を描いた本作に、各チームリーダーの恋人役で出演する元AKB48の板野友美と乃木坂46の橋本奈々未が、女優業に対する展望を語った。
広島県内で覇権を争う不良たちの戦いと友情を描いた本作には、Sexy Zoneの中島健人をはじめ、Kis-My-Ft2、A.B.C-Zらジャニーズ事務所の若手メンバーが多数出演。その硬派な世界に華を添えている橋本と板野だが、それぞれ「お芝居の世界はまだ入り口に立ったばかりです」(橋本)、「演じることに対して、正直、苦手意識はあります」(板野)と話す。
本作のドラマ版で女優デビューを果たした橋本は、「どこに立って、何を見ていたらいいのかもわかりませんでした」とドラマのクランクイン当時を振り返る。劇場版の撮影にあたってドラマを何度も見直したそうで、「反省点をいくつか生かせたと思います。例えば、無駄なまばたきを減らすとか(笑)。アイドルとしてグループにいるときは自分をかわいく見せる必要があるけど、お芝居の仕事では作品の一部になることが大事なんだと学びました」とわずか数か月での成長をうかがわせた。
一方、ドラマや映画への出演経験がある板野だが、芝居に対しての慣れはまったく感じていないようだ。「わたし、演じる役がいつもヤンキーばかりなんですよ(笑)。AKB48のメンバーと共演することが多かったこともあって、役と深く向き合うということはあまりなかったのかもしれません」と話すものの、「最近は自分と違う人物になりきるというお芝居ならではの魅力を感じ始めています」と女優業への前向きな姿勢をのぞかせた。
さらに二人はそれぞれ、演じてみたい役があるという。「わたしはもう一度、この作品で久美ちゃんを演じたいですね。ただ、生徒役にそろそろ限界を感じているので、次は先生役がいいかもしれません」と橋本が語れば、板野は「えー! ウソでしょ? 橋本さんより年上のわたしが、学園もので純な女の子を演じたいと思っているのに……。ちょっと前に出た写真集で“ラスト制服”って言っちゃったけど、ドラマや映画ではまだまだ制服を着たいです」と静かな野望を語っていた。(取材・文:大小田真)
『劇場版BAD BOYS J-最後に守るもの-』は公開中