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前田敦子、AKB48卒業後…生活の変化を実感 休日の過ごし方とは?

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生活の変化を明かした前田敦子
生活の変化を明かした前田敦子 - 撮影:高野広美

 女優としての道を着実に歩む元AKB48前田敦子が主演を務める映画『もらとりあむタマ子』が完成した。本作は『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督×向井康介脚本によるオリジナル作品。実家にべったりの自堕落なダメダメ女子を演じた前田が作品への思いや充実のプライベートを語った。

前田敦子、逆ギレ上等ぐうたら女子に!映画『もらとりあむタマ子』写真ギャラリー

 山下監督とは『苦役列車』に続くコラボとなる前田は、「世界観が大好きだから山下監督の作品には、これから先もずっと出たい。確かに演出は厳しいけど怖い人じゃない。厳しいと怖いって全然違います」と監督に全幅の信頼を寄せる。「適当にやればバレるし、細かい直しはたくさんありますが、それはむしろ楽しいこと。本番以外ではとても居心地のいい雰囲気をつくってくれます」と本作でも監督との撮影を楽しんだようだ。

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 さらに、エンドロールでは撮影現場の空気を伝えるメイキング映像が流れるが、そこにはセット内で撮影する監督の横で爆睡する前田の姿が。それは実家に“寄生”し、父親の優しさに甘えるタマ子の姿と重なる? という問いに、前田は「タマ子は自分とはまったく違う生き物だと思っていました」と振り返る。その一方で「でも、作品づくりの過程では監督の言うことが一番正しいと思っているので、演じるのに迷いはありませんでした」と語るなど、言葉の端々に監督への強い信頼をのぞかせていた。

 そんな彼女もAKB48時代は、タマ子のような自堕落な生活とは無縁の世界にいた。朝も夜もなく、分刻みのスケジュールに追われる日々。しかし、卒業した今は「自分の中の“時計”が普通に働く人へ近づいた気がします。それで、ぼーっと時間を過ごせるようになりました」とその変化を実感しているようだ。

 「それまでは少しでも時間があると、何かしなきゃと思っていましたが、今はお散歩がてら本屋に行き、フリースペースの席が空くのを待ったりするのが好きです。飲み物を用意して本をたくさん持ち込み、どの本を買おうか選んだりするのが楽しくて」と生活が様変わりしたことに声を弾ませる。

 そうした変化は女優業への取り組みにも影響を与えているようで、「以前は力みすぎていた気がしますが、今は構えなくなったかもしれません」とほほ笑む。女優・前田敦子の可能性はこれからいかに花開いていくのか? まだまだ興味は尽きない。(浅見祥子)

映画『もらとりあむタマ子』は11月23日より全国公開

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