庵野秀明監督「帰ってきたウルトラマン」団時朗と対面!ミニ番組でウルトラ愛炸裂!
特撮ドラマ「帰ってきたウルトラマン」に主演した俳優の団時朗、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督、落語家の柳家喬太郎が、今月8日からWOWOWで放送されるミニ番組収録に参加し、「帰ってきたウルトラマン」の魅力を語り合った。
同番組は、2013年末からWOWOWがウルトラマンシリーズ4作品をハイビジョンで放送することを記念して放送されるもの。そのうちの1作「帰ってきたウルトラマン」への熱い思いとその魅力を三人が語り尽くす番組となっている。
庵野監督が「帰ってきたウルトラマン」に出会ったのは小学5年生の時。「ドラマとしては、この番組が一番好きです。カメラが凝っているし、画面もすごく良かった」といい、特撮作品にのめり込んだのは、本作の影響も大きかったと振り返る。また主人公の郷秀樹を「団さんの目が良かったんですよ。純真な目が良かったですね」と絶賛。そのコメントに団は「今は濁ってしまいましたけどね。裏ばっかり見てきたから」と照れくさそうに返した。
かつて『DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン』という8ミリ映画を自主制作したこともある庵野監督は、劇中でウルトラマンを演じたことも今では語り草。くしくも二大ウルトラ俳優(?)がそろうことになったが、庵野監督は「いやいや、そんなの団さんに失礼ですよ。お恥ずかしい」と恐縮することしきり。一方の団は「今度観てみます」と興味深々だった。
一方、収録前日に実家に泊まったという喬太郎は「70代後半のおふくろが『明日は何の仕事なの?』と聞いてくるので、円谷プロ関係の仕事だよと返したら、オヤジに『ちょっとあんた、正也(喬太郎の本名)が円谷プロの仕事をやるんですって』と。50になったせがれに『よかったわねぇ』と言うわけですからねぇ」と軽妙な語り口で喜びを語る。
そんな二人の話に団は、「多くの人に愛される作品に関わることができて感謝したいですね」と笑顔。「今では本作を観てきた子どもたちがこの業界に入ってくるわけです。例えば僕が時代劇で悪役をやったときなんかは、大道具や小道具の人たちがニコニコしながら、(劇中の怪獣攻撃隊)MATマークまんまの代紋を作ってくれる。画面には映らないけど、そうやって小粋に遊んでいるスタッフがいるのはうれしいですね」と付け加えた。(取材・文:壬生智裕)
ミニ番組「君にも見えたかウルトラの星! 帰ってきたウルトラマンの魅力」は12月8日11時45分よりWOWOWプライムにて放送