中村蒼&本郷奏多、20代で高校生役!岩井俊二初の連続ドラマに手応え!
映画監督の岩井俊二が初めて手掛ける連続ドラマ「なぞの転校生」(テレビ東京)の取材会が29日、ロケ地である栃木県で行われ、主演の中村蒼、本郷奏多、桜井美南、共演の杉咲花が出席した。
中村蒼、本郷奏多、桜井美南、岩井ドラマ出演! フォトギャラリー
本作は眉村卓の名作ジュブナイル小説の映像化作品で、岩井は企画プロデュース・脚本を担当。ある高校に現れた謎めいた転校生・山沢典夫(本郷)が、ある事件をきっかけにSFオタクの同級生岩田広一(中村)に自身の秘密を明かすことから、物語が展開する。
謎の転校生を演じる本郷は、「脚本がとにかく面白くて。凡人では思い付かないような挑戦的な作品。ぜひ出演したいなって思った」と出演動機を説明。現在23歳で、高校生を演じることについては「高校の制服着て、おじさんのコスプレですよ」と苦笑いしつつも「16歳くらいの若い共演者に囲まれて、いいなぁ、僕らにもこんな時代があったよな、楽しかったよな……って思いつつ、仲良くやっています」とうれしそうに語った。
一方、SFオタクの主人公を演じる中村は、これまでの撮影を振り返り「長回しが多く、最初は大変という印象でした。自分の芝居がきちんとできているかわからなかった。でも徐々に1回にかける集中力をぶつける感じを楽しめるようになってきた」と手応えを感じている様子。「映像がとにかくきれい。自然な光をしっかり使って、カメラに映っている物にまったくうそがない。岩井さんをはじめ、スタッフの方の力ですね」と制作陣を絶賛していた。
広一のクラスメートで恋に揺れるヒロイン、香川みどりを演じる桜井は、本作がドラマ初出演にして初主演作。「新人なので緊張します」と初々しく語ると、オファーを振り返り「びっくりしました。女優という仕事だけに憧れてきたので、泣きそうでした」とコメント。年上の中村や本郷に囲まれ「優しく楽しくいじられています」と和気あいあいとした現場の雰囲気をうかがわせた。(取材・文 名鹿祥史)
ドラマ24「なぞの転校生」は2014年1月10日テレビ東京系にて毎週金曜深夜0:12~0:52 放送