映画『127時間』モデル登山家、DV容疑で逮捕
渓谷で岩石に挟まれた腕を自ら切り落として生還し、その体験がアカデミー賞ノミネート作品『127時間』の基になったアメリカ人登山家のアーロン・ラルストンが、女性へのドメスティックバイオレンス(DV)の疑いで逮捕された。
報じたThe Denver Postなどによるとアーロンは現地時間7日、ヴィータ・シャノンさんという女性の自宅において、彼女を暴行したとして逮捕され、米コロラド州デンバーの刑務所に収監中された。またヴィータさんもアーロンに暴行を働いたようで、同様の容疑で逮捕されているという。
アーロンは2003年、渓谷で岩石に腕を挟まれ身動きができなり、数日後に所持していたナイフで自ら腕を切り落として生還した。その体験を映画『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督が『127時間』として2010年に映画化。その年のアカデミー賞で、作品賞やアーロンを演じたジェームズ・フランコが主演男優賞にノミネートされるなど話題を呼び、世界中で大ヒットを記録した。
アーロンは2009年に恋人だったジェシカ・トラスティさんと結婚し息子も生まれているが、逮捕されたのは別の女性の自宅。二人の生活が現在も続いているかについては明らかになっていない。(編集部・入倉功一)