「巨人の星」星一徹役、加藤精三さん死去 享年86歳 膀胱がんのため
テレビアニメ「巨人の星」の星一徹役などで知られる俳優で声優の加藤精三さんが、17日11時40分、膀胱(ぼうこう)がんのため東京・板橋の病院で死去した。享年86歳。所属する劇団俳協の公式サイトなどで発表された。
加藤さんは1927年生まれの東京都出身。声優として、星一徹役や「トランスフォーマー」シリーズのメガトロン役などで知られる。ローバリトンの声を生かし、特撮作品でも活動。「スーパー戦隊」シリーズでは悪の首領の声を多数演じ、「仮面ライダーBLACK RX」のジャーク将軍役、「ウルトラマン」シリーズのメフィラス星人役なども務めた。また多数の映画吹き替えでも知られ、日本声優界の大御所にして名脇役として活躍した。
通夜は1月21日18時、告別式は1月22日12時より板橋のシティホール志村で執り行われる。喪主は妻の節子さん。(編集部・入倉功一)