『るろうに剣心』藤原竜也、志々雄役への意気込み!難しい役柄への挑戦
和月伸宏の人気コミックを実写化する『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で、主人公・剣心の敵・志々雄真実にふんする藤原竜也が、強烈なキャラクターを演じることへの意気込みを語った。
原作での志々雄は全身を包帯でぐるぐる巻きにされたビジュアルが何よりの特徴。実写版でもそうした外見を見事に再現している。役づくりについて「難しい」と率直に語った藤原は「原作であそこまで強烈なキャラで描かれているじゃないですか。何といっても、剣から火が出るんですから……挑戦状をたたきつけられた、というわけじゃないですけど、それにどうやって向かっていくかがポイントになる」と明かした。
それでも、演じてみて手応えはある。「志々雄真実っていうのは面白かった、いいやつだなあ、って思いましたよ」といい、「一度は焼かれて死んだ人間がまた這い上がって、世の中を変えてやるんだという野望が衣装にも出ていたんじゃないかな」と自信を見せる。
ただ、その衣装には愛憎半ばした思いがあるらしく、藤原は「着ると、気分がどんよりするんですよね。精神的に追い詰められているんだけど、いい追い詰められ方ですよ。衣装に助けられているところは確実にある。この役をやるにあたっては武器になっていると思います」と明かすと「トイレに行きたくても行けないんですよね。食事もバナナとか食べていますし」と無邪気な笑みで舞台裏を語った。
剣心役の佐藤健とは本作が初共演。藤原がクランクインしたその日に剣心と志々雄が初めて対峙する重要なシーンが撮影された。藤原が佐藤について「芯のある俳優さん。やり応えのある俳優さんという印象を受けました」と言えば、佐藤も「かっこよかったです。普通にしゃべっているだけのシーンだったけど、『強いんだ、この人は』っていう説得力があった」と闘志を燃やしており、初顔合わせとなった二人の対決シーンへの期待は高まるばかりだ。(編集部・福田麗)
映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開