オーランド・ブルーム、レゴラスの長い髪に「イライラすることはある」
映画『ホビット 竜に奪われた王国』に森のエルフの王子レゴラス役で出演しているオーランド・ブルームが、レゴラスを特徴付けるプラチナブロンドの長い髪について「邪魔だよ、本当に。腹が立つほどね」と明かした。
レゴラスは、ピーター・ジャクソン監督が手掛けた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(2001~2003)屈指の人気キャラクター。本作で10年ぶりにレゴラスを演じることになったオーランドは、激流を下りながらのオークとの戦闘などブランクを感じさせない華麗なアクションを披露している。
アクションが激しいものであるがゆえにその長い髪が気になってしまうようで、オーランドは「髪が前に垂れている時に走ると後ろに流れてしまうし、剣を使って戦っている時も、ナイフを出そうとする時も、イライラすることはあるよ」とポロリ。しかし、愛着のあるキャラクターだからこそ「でもキャラクターの重要な要素だからね。楽しんでやっているよ」と付け加えた。
また、『ホビット』シリーズの原作「ホビットの冒険」(J・R・R・トールキン著)には出てこないレゴラスが本作に登場する理由については、「(原作「ホビットの冒険」に出てくる)森のエルフの王スランドゥイルはレゴラスの父だから、ジャクソン監督ら製作陣は“闇の森”でレゴラスを登場させたいと考えたんだよ。父と息子、王と王子の関係を描くいい機会でもあるし」と説明。
「それにエルフとドワーフのライバル的な関係、『ロード・オブ・ザ・リング』でのレゴラスとギムリの関係につながるからね」と「指輪物語」のキャラクターであるレゴラスを本作に登場させることが“中つ国”の物語を描く上で理にかなったことであるとした上で、「それから当然、観客に喜んでもらえるしね」とコメント。「初めはどうかな、と思っていたけど、話を聞いてうまくいくと思ったよ」と10年ぶりの再演を喜んでいた。(編集部・市川遥)
映画『ホビット 竜に奪われた王国』は2月28日より全国公開