『るろ剣』操役の土屋太鳳って?意外すぎるアクション好きの一面!
大ヒットを記録した2012年の映画『るろうに剣心』の続編となる『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』は、原作の中でも特に人気の高い「京都編」を基にした作品であり、そんな本作でヒロインともいえる活躍を見せるのが新キャラクターの巻町操。まだ撮影半ばだった昨年9月、操役の土屋太鳳が「これを取らなかったら、これまで自分が踏ん張ってきた意味がないって思うくらい、この役が欲しかったんです」と本作への意気込みを明かした。
土屋は1995年生まれの19歳。2005年に行われた「スーパー・ヒロイン・オーディションMISS PHOENIX」で審査員特別賞を受賞。2008年の『トウキョウソナタ』(黒沢清監督)、2009年の『釣りキチ三平』(滝田洋二郎監督)といった作品に出演すると、2011年にはテレビドラマ「鈴木先生」の生徒・小川蘇美役でブレイク。同作は後に映画化もされ、土屋自身も若手実力派として注目を浴びた。
おしとやかな役のイメージが強い土屋だが、実は3歳から日本舞踊を、中学では陸上を、高校からはクラシックバレエをやっていたという運動神経の塊。アクション映画も好きだというが、その口から出てくるのはブルース・リー、ドニー・イェンというとても10代の女の子とは思えないセレクトばかり。アクション映画の魅力を語る時にも「アクションだけじゃなくて、アクションの中にストーリーがあって感情が入っていて、というのに感動するんですよね」と玄人はだしの視点だ。
だからこそ、自身が挑むアクションシーンについても「若手女優がちょっと頑張ったという程度にはしたくない」とハードルは高い。おまけに本作のアクション監督は憧れのドニー・イェンとも親交の深い谷垣健治。「『これをやりたい』というよりは、まずは与えられたものをいかに短い時間の中で自分のものにして、できるかですね」と初となる本格アクションへの意気込みを明かしていた。
そんな土屋は、本作の大友啓史監督とは、2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」でもタッグを組んでいる。だが、そのときは撮影期間も短く、自身も経験不足だったため、不完全燃焼に終わってしまったという。あれから3年。「自分も一つ一つ、仕事を積み重ねてきたんだなと実感しているので、その成長を見てほしいというのもあります」と語る土屋の目はきらきらと輝いていた。(編集部・福田麗)
映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開