R-1覇者・やまもとまさみ、恩人は東MAX
“ひとり芸日本一”を決める「R-1ぐらんぷり」で見事優勝を果たしたピン芸人のやまもとまさみが4日、決勝戦直後に行われた会見に出席し、恩人として東MAXこと東貴博の名を挙げた。
この日、「お笑いコンビ・ハマカーンが東に食事をおごってもらい、彼の家にあるキングチェアーに座ったら『THE MANZAI』で優勝することができた」と聞いていたことを明かしたやまもと。同じように東に食事をおごってもらい、キングチェアーに座って験を担いだだけでなく、決勝戦で身に着けたネクタイと靴下も東からのプレゼントだったと裏話を披露した。
現在、やまもとには妻と2歳になる長男がおり、5月には次男が誕生予定。生活費のために芸人として活動する傍ら、大工、プリンターなどの実演販売、美白美容液の店頭販売という3つのアルバイトをこなしているといい、「優勝しなかったらどうしようとビビッていたんですけど、これで4月の生活費が何とかまかなえます」とホッとした表情。このまま順調に行けばバイトも全て辞めようと考えているようだ。
やまもとは2007年第5回大会の決勝に出場するも、優勝したなだぎ武をはじめ、バカリズム、友近ら強豪と競り合い6位に。以来7年ぶりとなった今大会では、「物忘れが激しくてなかなか取り調べが進まない刑事」と「バイトの外国人留学生に変な言葉を吹き込んだ犯人捜しをする飲食店の店長」という2つのネタで過去最高の3,715人の出場者の頂点に立った。(取材・文 吉井隆史)