ロボコップ、始球式で球速314キロを記録!まさかの世界記録更新に会場から笑い
今月14日に公開を控えた映画『ロボコップ』より、ロボコップが8日、プロ野球オープン戦「横浜DeNAベイスターズ 対 埼玉西武ライオンズ」の始球式に登場した。ロボコップはやや暴投気味ながらも球速314キロを記録し、球場に笑いと歓声が沸き起こった。
はるばるアメリカ・ミシガン州デトロイト市より来日し、全国各地の警察署で一日署長を務めるなど、精力的にPR活動を行ってきたロボコップ。この日は横浜DeNAベイスターズの中畑清監督から、今年のスローガンに掲げた “心”にちなんだ「防犯の心」と直筆で書かれたボールを渡されると、「熱き“心”をしかと受け取った!」と意気込み、リリーフカーに乗ってマウンドへ。
神奈川県警の警察官たちの敬礼に迎えられ、同県警キャラクターのトラセンジャーがキャッチャーとして構える中、ロボコップは魂のこもった全力投球を見せるも、力み過ぎたのか結果はやや暴投気味。ところが、なぜかキャッチャーのトラセンジャーは吹っ飛び、電光掲示板には「314km」と表示され、突然の世界記録更新に笑いと歓声が沸き起こった。
投げ終えたロボコップは、「映画の公開日(3月14日)に合わせて球速をコントロールした。今日は貴重な機会をいただき、協力に感謝する!」と決めゼリフを残し、球場を後にした。
また、始球式前に、ロボコップは中畑監督を表敬訪問。「おお、カッコイイな」と出迎えてくれた中畑監督は、ロボコップが日本語を話したことに驚きながらも、「日本語うまいね、GOOD、GOOD!」と満面の笑顔を浮かべていた。
本作は、1987年製作のポール・ヴァーホーヴェン監督版『ロボコップ』を、『バス174』などの俊英ジョゼ・パヂーリャ監督によってリメイクした近未来SFアクション。爆破によりひん死の重傷を負った警官が最新技術によりロボコップとして生まれ変わり、街の平和を守るために活躍する姿を描く。(取材・文:坂田正樹)
映画『ロボコップ』は3月14日より全国公開