『るろうに剣心』武井咲&青木崇高、続編への思い高まる!前作の悔しさをバネに
和月伸宏の人気剣客漫画を原作にした映画『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で、ヒロイン・神谷薫を演じる武井咲と、相楽左之助を演じる青木崇高が、「前作が終わってから心待ちにしていた」という続編への思いを語った。
2012年の第1作が終わった時から「続きは絶対やるだろう」と思っていたという武井と青木。武井は「また会えるだろうなというのは感じていました。だから、『また会おうね』っていう感覚で、1のときはお別れしました」と明かすと、再び顔を合わせた時のことを「再会できたときは、ちょっとほっとする感じもあったし、1を超えるようなものを作ろうっていう勢いも感じた」と振り返る。
シリーズを手掛ける大友啓史監督は、長回しを多用する独特の演出が特徴。NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも大友監督とタッグを組んでいた青木とは異なり、武井は大友監督との仕事は前作が初めてだった。そんな武井に、青木が「慣れないことも多くて、悔しい思いをしたっていうのを聞いたよ」と話を振ると、武井は「思ったように動いても許してくれる現場っていうのはなかなかないじゃないですか。自分もそういうのに慣れていなかったから、前回は正直、もったいないことをしていたとは思います」と悔しさをにじませた。
だからこそ、本作に懸ける思いは強い。「わたし自身のことで言うと、薫も戦うアクションがあります。今度こそはアクションをしっかりやりたいと思っていたので、この作品に挑む前から気持ちはできていましたね」と武井。それを受けて、青木も「ルーティンは誰一人していない。キャストもスタッフも一人一人、自分の役割を最大限見つめ直しているので、1よりはだいぶ飛躍していますよ」と自信を見せる。
本作には藤原竜也、伊勢谷友介、神木隆之介といった新キャストも多数参加しているが、二人が注目するのは主人公・緋村剣心役の佐藤健だ。特にヒロインとして剣心を支える役どころの武井は「わたしには剣心にしか見えなくなっちゃいました」ときっぱり。「佐藤さんが演じる剣心がすごく好きなんです」と言うその姿は、まさに薫そのものであり、青木も含め、キャラクターが乗り移ったかのような俳優陣に期待は高まるばかりだ。(編集部・福田麗)
映画『るろうに剣心 京都大火編』は8月1日より、『るろうに剣心 伝説の最期編』は9月13日より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開