『ドラえもん』が初登場1位!新シリーズ最高記録狙う大ヒットスタート!
映画週末興行成績
興行通信社が10日に発表した全国映画動員ランキングは、劇場版シリーズ最新作『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』が初登場1位を獲得。全国361スクリーンで公開され、土日2日間成績は動員53万554人、興行収入6億35万6,700円を記録する大ヒットスタートとなった。
『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』フォトギャラリー
客層の男女比は60対40。例年通りファミリー層を中心に集客しており、年齢別では0~5歳が22.6パーセント。6~9歳が18.7パーセント。10~12歳が14.3パーセント。親世代である30~50代が29.4パーセントとなった。配給元の東宝では新シリーズ最高記録となる「40億円が見えた」としている。
映画『ホビット 竜に奪われた王国』は2位にランクダウン。公開4週目の『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI』も3位にランクダウンとなったが、累計動員126万4,800人、累計興収15億9,588万1,200円を記録している。荒川弘の人気コミックスをSexy Zoneの中島健人主演で実写映画化した『銀の匙 Silver Spoon』が4位に初登場。全国285スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員9万8,956人、興収1億2,111万7,900円を記録した。男女比は27対73。鑑賞動機として「キャストが好き」が53パーセントを占めるなど、女性層に訴求した。
5位は『魔女の宅急便』。公開12週目の『永遠の0』は6位で、累計動員674万6,345人、累計興収82億7,135万5,500円を記録した。万城目学原作の青春ファンタジーコメディー『偉大なる、しゅららぼん』が7位に初登場。全国202スクリーンで公開された同作の土日2日間の成績は動員4万3,863人、興収5,807万9,000円だった。
公開3週目の『劇場版 仮面ティーチャー』は8位。公開5週目の『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』は9位。累計動員36万2,647人、累計興収5億2,205万700円を記録した。アカデミー賞作品賞ほか3部門で受賞した『それでも夜は明ける』が10位に初登場。全国43スクリーンと公開規模はそれほど大きくはないものの、土日2日間の成績は動員3万2,431人、興収4,054万7,800円を記録した。公開6週目の『抱きしめたい -真実の物語-』は11位となったが、累計動員117万7,968人、累計興収13億9,450万4,850円を記録している。
今週末は『映画プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち』『アナと雪の女王』『ロボコップ』『あなたを抱きしめる日まで』『ドン・ジョン』『乙女のレシピ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)